「あ、あっ、んぅっ……っ」 透き通るような素肌のほむらが、あたしの胸を丁寧に舐めている。 快感に身を委ねながら、あたしもほむらの細い骨盤に手を這わせて 爪と指の先を交互に肌に当たるように、つつっと滑らせる。 「はあ、んっ」 刹那、ほむらの背中が海老のように踊ると、半開きの眼差しが いかにも嬉しそうにとろりと蕩ける。 その手がトカゲのようにするりと、あたしのおちんちんの根元に添えられたが そこで動きは止まる。 焦らしているのよ、と言わんばかりに。 あたしのおちんちんはもう、先から迸り出ているお汁でべとべとに なっている。 脈に合わせて獰猛に鎌首を揺らし、ほむらの愛撫を待っている。 「ほむら、早……く……っ」 ああ、ダメだ、我慢できない。 さらなる液体が次々と鈴口からとろとろに溢れ、 動いていないほむらの指まで流れて糸を引いている。 ぴゅ、ぴゅっ。 あたしが軽くイくと、ほむらはいきなり勢いをつけてその小さな口でおちんちんに しゃぶりつき、白濁の液体をもったいなさそうに啜った。 「あ、あああっ」 びく、びゅく、びゅっ!びゅっ!!びゅっっ!! 唐突に強く吸われた感触にあたしは一気に登りつめ、ほむらの口の中に大量の精液を ぶちまけ続けた。 「ふぅ……ふふふっ」 いやらしく濡れた口の端を嬉しそうに歪め、舌なめずりをする小悪魔の表情のほむら。 今日のこいつは特に嬉しいのだ、こんな顔をするってことは。 他人に見られながらするエッチが……こいつは好きで。 そう、特に…… 「ああん、すごいよぅ、ほむらちゃん!  ほむらちゃんが、杏子ちゃんの飲んでるっ……かわいいっ  杏子ちゃんもおっきい、イき顔もかわいい、はぁ、はぁ、すてき……!」 あたしらのベッドの横には、ピンクの長い長い髪を振り乱し、白いドレスの股間からのぞく 立派な肉棒を一心不乱にしごく、自称「神様」がいらっしゃった。 「いいっ、すごいイイよぅ……! 2人ともすっごいエッチだよぅ……!」 「なあ……あれ、本当に神様なのか?」 「当然よ。 押しも押されぬ世界の理、円環の唯一神にして私の心の親友、まどかよ。  ね、かわいい子でしょう?」 「……う、うん」 確かにルックスだけは小学生のように可愛らしい女の子なのだが。 今やその円環の理とやらは瞳も虚ろ、涎を垂らさんばかりに口を開いて あたしらの痴態をオカズにゴッドオナニーに励んでいる。 (初体面でこの状態を見せられて、どういう感想を持てばいいんだろう) 「ね、ねえっ、もっとして、2人とも」 「したいなら神様も混ざればいいんじゃ……ねーの?」 「まどかは実体としては私達に干渉できないのよ。 ごらんなさい」 神の我慢汁の飛沫がぴっ、とあたしらのベッドに向けて飛んできた。 それは蛍のように空中でキラキラと輝いたあと、あたしらの身体に届くことなく儚く掻き消えた。 存在しているように見えて、彼女はあたしらと同様にはこの宇宙に存在していない、らしい。 「なるほどな……可哀相といえば可哀相、か」 「そうよ、今のまどかの最高の楽しみは、最高の友達である私とあなたのセックスを  オカズにすることなの。 協力してあげて」 (神って……けっこうな変態だなあ) こんな狂った状況でもムクムクと再び大きくなる自分のマジカル息子を、あたしはやれやれと思いつつ ほむらのアソコに押し当てて、軽く動かす。 ぴくん、と反応するほむら。 「い、行くよ、ほむら」 「ん……」 つぷ、つぷっ。 震えるほむらの身体の中へ、ゆっくりといやらしい音を立てて滑り込む。 ほむらの口にも舌を入れたキスをすると、アソコもきゅっ、きゅっと収縮し、喜びを伝えてきた。 「うわ、うわぁ……! ほ、ほむらちゃんに、は、入っちゃう……!」 神様は頬を上気させ、いよいよかとワクワクした眼差しを向けている。 なんだこの、新幹線を見る子供のような純粋な瞳は。 ずっ、じゅぽっ、じゅっ。 「んくっ、はあぁっ……!!」 腰を動かすたび、ほむらの嬌声が漏れる。 神様はベッドの足元にまで回り込んで、全力でおちんちんを扱いている。 「はぁ、はぁ、繋がってる、出たり入ったりしてる……!  杏子ちゃんのお、おちんちんが、ほむらちゃんの、お、おまんこに……!  トロトロに濡れて、こんなやらしい音立てて……すごい……よぅ!!」 見れば分かることを、この神様は逐一実況する。 しかしその言葉によって、一体我々がなにをやっているのか 余計にはっきりと意識させられるあたしは困ったことに……興奮、してしまう。 「はぁ、はぁっ、ほむら、ほむら……!」 「きょ、杏子ぉ……!」 「すごい、ピストンがどんどん激しくなって、ほむらちゃんのアソコ、  どんどん、お汁いっぱい溢れて、苦し気持ち良さそう……!  杏子ちゃんも、いい顔、身体よじって、すごい、気持ち、良さそ……っ!」 ああ、いちいち言わないでくれ。 あたしもまた、一層ドキドキして、きちまう……! 「あ、ああ、ほむら……っ!!」 「きょ……こ、ああ、あ……!!」 「ふああああ……ん!!」 3人はほとんど同時に果てた。 あたしのモノはいつもより激しく脈打ち、ほむらの中に放出を続けた。 その上でほむらは何度も何度もびくびくと跳ね、その度にぷしゃあっと潮を吹いた。 まどかもいつ終わるとも知れない勢いで、あたしら2人の結合部分から全身に向けて その精液をぶっかけ続けた。 おかげであたしら2人は全身なにやらキラキラと輝いていた。 「すごかった……すごかったよ、ほむらちゃん、杏子ちゃん!」 (何かと言えばすごいすごいって、語彙ねえなあ神様) 「まどか……帰っちゃうの?」 「うん、いつか迎えに来るからね、ほむらちゃん。  その時まで、少しだけお別れだね」 「いや、行かないで、まどか!」 ほむらの瞳が潤んでいる。 「そうか、ほむらとまどかはもう会えないのか……寂しい別れだな」 「え、また来るよ?」 キョトンとして振り向くピンク神。 「へ? いや、迎えに来るときまでお別れって」 「うん、本当の意味でずっと一緒に居られるのは当分先なんだけど。  それまで私は我慢できないから、また2人のエッチは見に来るよ!ウェヒヒ」 「……いつ来るんだ」 「来週?」 「早えぇ!!」 少しでも可哀相だと思ったあたしがバカだった。 教会の娘としては、これからは神の存在自体は信じるが 神の教えはあまり信じないことにしようと思う。 ― 了 ―